今回は「自宅受験できる英語試験」をテーマに記事を書いてみました。
英語資格は受験や留学、昇進や転職に有利に働くことが多い一方、なかなか日程が合わなかったり、自分の強みをアピールできるものではなかったり。
そこで、自宅で気軽に英語力を測ることができたら目標設定に役立ちそうですよね!
そこで、気軽にできるレベルチェックから、スコアを詳細に出してくれる本格的なものまでご紹介していきます♪
それぞれの特長なども記載しているので、あなたの目標に合わせて最適なものを選んでみてください。
また、参考までに私(TOEIC900、英検準1級)が受けてみた感想も一部記載しています。
無料のレベルチェック
まずはお手軽にレベルチェックができるものから紹介していきます。
ちなみに以後CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)という言葉がでてきますが、英語のレベルの指標です。最近特に重要視されている指標となっていますので、ぜひこのあたりも確認してみてください。
NHKテキスト英語力測定テスト2021
2021年にリニューアルされ、新たに語彙力テストが加わりました。
この英語測定テストでは、①文法テスト、②リスニングテスト、③会話・表現力テスト、④語彙力テストの4分野各8問ずつ計32問で測定することができます。英語学習スタンス診断があり(一度回答するとスキップすることも可)、自分の目標や英語学習のスタンスを踏まえた上でおすすめの講座を提案してくれます。
<レベル・内容のイメージ>
①文法テスト:高校範囲まできちんとわかっていれば満点が取れます。中学範囲までなら5問目まで正解できればいいでしょう。(易しい→難しいの順で問題が進みます)
②リスニングテスト:他のテストと比べると難易度は低めですが、背景知識があるかどうかでも正答率が変わってくると思います。4問目まで正解できれば基礎的な力はついていると言っていいと思います。
③会話・表現力テスト:熟語やフレーズの知識が物をいうテストです。こちらは知っているかどうか、考え方がわかっているかどうかにかかっているので、問題ごとの難易度さはあまりないように感じました。
④語彙力テスト:こちらも易しい→難しいの順で並んでいます。単語を単純に知っているかだけでなくニュアンスも聞いてくる問題があるので、もし迷った問題があれば復習しましょう。
解説付きで問題の復習も可能なので、ぜひ曖昧だった部分や間違えてしまった部分の復習も行ってみてくださいね!
ケンブリッジ英検 レベルチェックテスト
ケンブリッジ英検のレベルチェックテストは、①一般、②中高生対象、③ビジネスパーソン向け、④ヤングラーナーズ向けと4種類のテストがあります。
選択式の問題では、たとえば「疑問詞Whoがあるから人を答える!」といったテクニックで解いてしまう方も多いかと思うのですが、全体的にきちんと理解できているか、問うている問題が多いように思いました。
ちなみに④のヤングラーナーズ向けで全問正解するとCEFRでA2相当と判断されます。これは一般的な英検で言うと準2級くらいです。
受験後は、正答数と対応するCEFR、おすすめのケンブリッジ英検のテストを確認することができます。また、ページ下部のReview your answerを押せば、正しい答えを確認することができます。解説はありませんが、復習には役立つこと間違いなし!ぜひ活用してくださいね。
ケンブリッジ英検は世界で用いられている試験で、さまざまな英語力を持つ人がステップアップを目指せるように設計されています。
ケンブリッジ英検についてもっと詳しく知りたい!という方は公式のリンクもチェックしてみてください。
weblio 語彙力診断テスト
Weblioの語彙力診断テストは
・総合診断:リーディング、リスニング(有料)
・TOEIC L&R:470/600/730/860/950点突破、総合診断
・英検:5級〜1級
・大学入試:センター試験/二次試験頻出/難関大学/超難関大学、入試語彙力総合模試
・TOEFL:61/80/100/109突破対策、総合診断
...となんといっても種類が豊富。
お目当ての目標がある方はもちろん、日々の英語学習の成果を試したい方にもおすすめです!
abceed TOEICレベル診断テスト
abceedは、英語学習アプリとしておすすめアプリの記事でもご紹介したのですが、5~15問の問題を解くことでTOEICレベルを自動で判定してくれます。スマホで解くことになるので、解くときにちょっとコツが要りますが、それほど誤差なく判定されました。
このテストは初回のみですが、無料でも受けることができます。英語学習を始めたばかりの方も、経過を確認したい方も利用できるのでぜひお試しください!ちなみに間違えた問題もきっちり復習できますよ。
有料版もたくさんの機能を備えているので、無料で使ってみて気になれば活用を検討してもいいのではないかと思います。
EF SET
EF SETでは、
・所要時間約15分のQUICK CHECK
・所要時間50分のEF SET(要会員登録)
を受けることができます。
QUICK CHECKはリーディング10問、リスニング10問、いずれも選択式です。
いずれも長文がないので、気軽に測ることができるのですが、少しブレも大きいかもしれません。
問題はランダムで、リスニングも難易度が高い問題が多かったように思います。
正答数のみが表示される形なので、受験後に気になった問題だけでも調べてみると良い復習になるのではないでしょうか。
英検級 かんたん測定(要会員登録)
英検級 かんたん測定では、単熟語と文法の力にわけてレベルチェックができます。
かなり大まかな目安になるのですが、英検を久しぶりに受験する方など、どこから再開すればいいかの目安になるのではないかと思います。
単熟語が甘めの判定、文法は頑張ってもC2の判定が出ないようです。
その他オンライン英会話のレベルチェック
ここでは、オンライン英会話の無料会員登録の時点でレベルチェックできるサイトをご紹介します。
・レアジョブ英会話
◯無料体験時に簡単なレベルチェックテスト(フィードバックあり)
◯有料会員は毎月スピーキングテスト受験可能(β版、法人一括契約の場合は対象外)
スコア表示:CEFR準拠レベル、レアジョブレベルにて評価
・QQEnglish
◯無料体験時に簡単なレベルチェックテスト(フィードバックあり)
自宅受験可能な有料の英語試験
ここからは自宅受験可能な有料の英語試験を見ていきます。
CASEC
CASECの特徴は、問題のレベルと正答率に応じて出題内容が変わることです。これによって、精度の高い評価を実現しているんですね。
ただ、簡単な問題が出てきても、「前の問題で間違えたのかも」なんて慌てずに、どっしり構えて問題に向き合うのがいいようです。
個人的にはリスニングで早すぎて聞き取れないところがあったので、どこかでまたリベンジしたいと思っています。ディクテーションはタイピングなので、こちらも少し練習しておくと良いかもしれません。体感的には、互換のスコアが厳し目に算出されるように思います。
問題の構成はこちら。
・語彙(空所補充、四択)16問
・表現(空所補充、四択)16問
・大意把握力(リスニング、四択)17問
・具体的内容の聞き取り能力(リスニング、ディクテーション)11問
※企業での一括受験などの場合は試験内容が異なる場合があります。
TOEFL iBT® Home Edition(自宅受験型TOEFL iBT® テスト)
自宅受験(TOEFL iBT® Home Edition)のテスト時間、内容、受験料は、会場受験(通常のTOEFL iBT® )と同じです。
他の試験と比べて、事前準備等必要なことが多いので、よく内容を読み込んでから受験するようにしましょう。
◯試験日
週4日、24時間体制で実施
◯試験開始時間
空き状況に応じて10分ごとの開始枠から受験者が自由に選択
◯セクション:Reading Listening Speaking Writingの4セクション
◯テスト時間:約3時間
◯スコア:0-120(各セクション0-30)
EPT® 英語発音テスト
その名の通り英語の発音テストです。
basicと英語発音テストの2種類があります。
basicは、単語、フレーズ、短めの会話文などを対象として、発音を確認するものです。料金は4950円〜、所要時間はオンライン受験の場合は5分程度です。詳細評価の認定証つきです。
英語発音テストの内容は、アルファベット読み上げ、短い会話文の読み上げ、初見の英文の音読、HP掲載の課題文の読み上げです。料金は4950円〜、所要時間はオンライン受験の場合は5分程度です。認定書類には一般評価と詳細評価の2種類があり、詳細評価では文のどこがうまく読めていなかったのかなども示してくれます。
発音自体を細かくチェックしてくれる試験は意外に少ないので、一度試してみてもいいかもしれません。
duolingo english test
duolingo english testは、5分の説明、リーディング、ライティング、スピーキング、リスニング技能を測る45分の適応型テスト、15分の採点対象外のビデオインタビューで構成されています。
会員登録すれば無料で練習問題を解くことができます。
英語応対能力検定
英語応対能力検定は、販売業、宿泊業、飲食業、旅客輸送業(鉄道、タクシー)、一般で試験が分かれています。お仕事で英語を使ったり、街中で英語を使って応対したい!と思っている方におすすめの試験です。
選択式のリーディング・リスニング、音声録音のスピーキングの順に実施します。
リーディング (28問、約13分)
リスニング(31問、約27分)
スピーキング (8問、約15分)
・総合評価(A~Dの4段階の評価)
・観点別習熟度(知識・理解・応答の3つの観点でのA~D評価、得点と正答率)
・得点詳細(リーディング・リスニング・スピーキングテストの得点と、大問ごとの得点)
・総評(成績に応じた観点別評価コメントとアドバイス)
その他オンライン英会話のレベルチェック
ここでは、オンライン英会話でレベルチェックできるサイトをご紹介します。
・DMM英会話
授業の1コマ分を使って、スピーキングテストを受けることができます。スピーキングテスト、IELTSスピーキング対策、TOEIC®スピーキングリアル模試、TOEFL iBT®スピーキングなど、目的に合わせて自由に受けることができます。(会員でなくても、教材の一部は見ることができます。)
DMM英会話については、こちらの記事でも詳細をご紹介していますので、興味のある方は参考にしてみてください。
マンスリースピーキングテストを受けることができます。
英会話力を定期的に客観的に測る指標として利用している方も多いようです。
まとめ
今回は自宅でチェック可能なミニテスト、正式なスコアとして使用できるオンライン英語試験を特集しました。
オンライン英会話は定期的に英語力を測るのに利用できるかもしれませんね。
あなたの英語力を測るものとしてふさわしいものがあれば幸いです。
また良い試験を発見したら随時追加していきたいと思います!