【英語の関係代名詞】解決!関係代名詞の種類・使い方・省略

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こんにちは、みるです。

文法シリーズ、今回は関係代名詞について取り上げますよ。

関係副詞とごちゃまぜになりやすい関係代名詞ですが、使い方をきちんと押さえて使いこなしてみませんか?

関係代名詞って何?

関係代名詞は、文と文をつないで先に言った言葉を補足する役割をします。

例えば、次の文を見てみましょう。

I have a book.

The book is very heavy.

2つの内容を一つの文で言いたいとき、I have a very heavy book.といえばいいわけです。
しかし、先にI have a bookまで言ってしまったけど、この本についてもっと説明したいとき、登場するのが関係代名詞です。

I have a book which is very heavy.

(私めっちゃ重い本持ってるんだー)

単に文と文をつなぐだけでなく説明をする、というのがポイントです。

ちなみに、文と文をつなぐだけなら接続詞です。

例文はとても簡単な文でしたが、説明が複雑な場合も関係代名詞が大活躍します。

I have a book which is bought by my father.

(私、お父さんからもらった本があるんだ)

関係代名詞の使い方

では、ここからは関係代名詞の使い方を見ていきます。

関係代名詞には以下の3つの使い方があります。

・主格
・所有格
・目的格
関係詞が代名詞として使われている役割によって区別されているわけですね。
一つずつ見ていきましょう。

主格

主格:関係代名詞が主語の役割を果たす

She is a girl who loves watching movies.
(彼女は映画を見るのが大好きな女の子です。)

のように関係代名詞が後の文
She loves watching movies.
の主語の役割を果たしています。

所有格

所有格:名詞とセットで使われ、関係代名詞がその名詞を修飾する

He is a boy whose mother is a famous actress.
(彼は母親が有名な女優である男の子です。)

のように関係代名詞が後の文で
His mother is a famous actress.
彼の母親」というふうに、母親を修飾していますよね。

目的格

目的格:関係代名詞が目的語の役割を果たす

The man is a teacher whom I met yesterday.
(その男性は私が昨日会った教師でした。)

関係代名詞がmeetの目的語の代わりをしていることが分かります。
I met him yesterday.

関係代名詞の種類

ここでは関係代名詞の種類を見ていきます。

先行詞/格 主格 所有格 目的格 その他
who
that
whose whom*
that
whoever
物・こと which
that
whose which
that
what
whichever
whateveer

 

補足①:whomとwho
教科書的には人を先行詞とする目的格の関係代名詞はwhomとthatが正しいですが、whoとする場合も往々にしてあります。whoを使っても間違いではないということを覚えておきましょう。
逆にwhomを使うとややかっちりした印象になります。
そのため、
・テストの時(特に関係代名詞を問われている場合)
・フォーマルな印象を与えたいとき
はwhomにしたほうが無難です。
(時々、whomじゃなきゃダメ!という方もいるので)
補足②:thatは万能?
先行詞が人でも物でも「こと」でも主格と目的格の関係代名詞としてthatを用いることができます。
大変便利に使えるので、覚えておいてくださいね。
ただし、例外がありますので、この後の「こんな時に注意」のポイントを押さえて使ってみてください。

こんな時に注意

では、関係代名詞を使う時に注意してほしいポイントをまとめました。

省略する場合

関係代名詞は目的格のとき省略することができます

The man is a teacher whom I met yesterday.
The man is a teacher I met yesterday.

つまり、名詞を修飾する節に主語・動詞がそろっている場合には省略可能ということです。

whomはあまり使われないということは先述のとおりなのですが、whoが大体で使われることの他に、そもそも関係代名詞が省略されてしまうことも理由の一つです。

関係代名詞のthatと相性がいいワード

・限定する言葉とセットの時
・先行詞が人と物のセットの時←必ずthat

先行詞に限定する言葉(例)the best~、all、everythingなどが含まれているときは関係代名詞thatを用いることが多いです。
これはthatに何かを特定する意味合いが含まれていることが関係しています。

あまりないケースですが、先行詞が人+物の時は必ずthatを使います。

thatが使えないとき

これまでの話だと、thatは所有格の場合以外は万能に使えるような気がしてしまいますが、実は注意点があります。

・関係代名詞thatは非制限用法では使えない!
・前置詞を関係代名詞の前に持ってきたい場合
非制限用法はあとできちんと説明します。
whoやwhichの後の動詞についている前置詞を関係代名詞の前に持ってきてセットで使うことがあります。
しかし、thatだとこれができません。
難しい文法用語は置いておいて、ここではthatが使えない場合があるということだけ覚えておいてください。

関係代名詞のwhatって?

少し例外的な位置づけなのが関係代名詞のwhatです。

他の関係代名詞と何が違うのかというと、先行詞がwhatの中に内包されている、つまり
先行詞が不要な関係代名詞
なんです。

I know what you mean.
(言いたいことはわかるよ)

つまりI know the thing that you mean.

the thing (またはthings)+通常の関係代名詞がwhatに置き換えられていることになります。

関係代名詞whatは先行詞不要!

制限用法と非制限用法

はい、よくわからない文法用語が出てきましたね。
制限用法とは、今まで見てきた関係代名詞の使い方です。

一方、非制限用法とは、関係代名詞の前に",(カンマ)"がついているのが特徴です。
今まで見てきた関係代名詞は、先行詞を修飾していましたが、この場合は単に説明を補足しているような感じになります。

なぜこれが大事なのかというと、これらの違いを知らないと意味が変わってきてしまうことがあるからです。

①She has two sons who live in USA.

①の訳は彼女にはアメリカに住んでいる息子が2人いる、という意味になりますね。
この場合、女性の息子は何人でしょう?
答えはわからないんです。
アメリカに住んでいる息子が2人いるといっているだけなので、別に東京に住んでいる息子がいるかもしれないです。

一方、
②She has two sons, who live in USA.
という文ではどうでしょうか。
息子は2人で確定です。この2人がアメリカに住んでいるということになります。
彼女には息子が2人いて、(2人とも)アメリカに住んでいる。

つまりカンマ付きの関係代名詞は、先行詞を限定せずに補足情報だけを追加します。
だから「非制限」なんですね!
また、繰り返しになりますが、この用法ではthatが使えないことも押さえておきましょう!

複合関係代名詞

複合関係代名詞とは-everで終わる関係代名詞のことです。
関係代名詞whatと同じように、これ自体に先行詞の意味が含まれているので先行詞は不要です。

whoever:~ならだれでも
whichever:~ならなんでも
whatever:~ならなんでも

例)
You can invite whoever wants to come.
You can choose whichever you like.
I’ll get you whatever you want.

まとめ

今回は「関係代名詞」をテーマに使い方、種類、注意点などをまとめてみました。

関係副詞と用法が似ているので混同しやすい関係代名詞ですが、まずこちらをしっかり押さえておくといいです。

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