こんにちは、みるです。今回は前回に引き続き海外ドラマ「フレンズ」のシーズン1第2話を解説していきますよ!準レギュラーも出てきて盛り上がってきました。
海外ドラマ「フレンズ」の記事では、作品をより楽しんでもらうため、より理解を深めてもらうために語句解説だけでなく、現地のテレビ番組や有名人、キャラクターなどの文化や背景知識についても解説していきます!
これまでのまとめはこちら。
注意!
海外ドラマ「フレンズ」の解説記事では、これから作品を見る方に楽しんでいただけるよう、ネタバレしないようにできるだけ配慮しております。ただし、解説をするうえで前後の文章が必要な場合やシチュエーションの説明が必要な場合がありますことをご了承ください。また、解釈に関して、未熟な点もあるかと思います。お気づきの点がありましたらお手数ですが、ぜひご指摘いただければと思います。
シーズン1第2話のあらすじと登場する準レギュラー
では、2話がどんなお話なのかちょっとだけ覗いちゃいましょう!
ちょっとだけあらすじ
ロスは、元妻キャロルがロスの子どもを妊娠したと聞いてびっくり。
一方、自立して生きていくと決めたレイチェルは、元婚約者のバリーに指輪を返しに行こうと決意する。
今回登場する準レギュラー
キャロル・ウィリック(Carol Willick):ロスの元妻。ロスの子供を妊娠中。第1話でレズビアンであることが判明している。
※演じている役者さんはこの1回で交代している
スーザン・バンチ(Susan Bunch):キャロルの恋人。キャロルを取り合っているのでロスとは犬仲。
裸のブ男(Ugly Naked Guy):モニカの家の向かいのアパートに住んでいる裸の人。意味はわからないがみんなよく窓からのぞき見して生態を観察している。
バリー・ハーバー(Barry Farber):レイチェルの元婚約者で歯科医。
ロスとモニカの父ジャック(Jack):悪い人ではないがいい加減なお父さん(笑)ロスのことを褒めすぎるあまり、モニカをけなしていることにあまり気づいていない。
演じているエリオット・グールドは、映画『オーシャンズ11』シリーズにも出演していましたね。
ロスとモニカの母ジュディ(Judy):モニカにいつも小言を言ってくる。
シーズン1第2話の解説
赤枠は語句や文法の解説、青枠は背景知識、緑枠は両方の箇所につけています。
シーズン1 第2話 THE ONE WITH THE SONOGRAM AT THE END
フレンズはタイトル雑だな(笑)と思うことが多いのですが、個人的にこのシーズン1第2話が一番すごいと思います。
タイトル:THE ONE WITH THE SONOGRAM AT THE END
sonogram:超音波画像
対訳)最後に超音波画像が出てくる話
そんなタイトルある?って感じですよね(笑)
Pink Floyd(ピンク・フロイド)
イングランド出身のロックバンドで、プログレッシブ・ロックの先駆者として知られていますね。
チャンドラーは、男女の関係においての醍醐味(?)をピンク・フロイドのコンサートに、キスをコンサートの前座の芸人に例えています(笑)
引き続き男女の関係についての話
Rachel:
Well, word of advice : Bring back the comedian.
Or next time you'll find yourself listening to that album alone.
word of advice : 差し迫ったものについての警告的なアドバイス、忠告
"or"は命令文のあとで用いると「さもないと」という意味になります。
対訳)
えーと、じゃあ忠告。(あなた達の言う)芸人を連れ戻してきなさい。
さもないと次のコンサートの時はひとりでアルバムを聴く羽目になるわよ。
コンサートが何を指しているのかがわかれば、レイチェルの言っていることもご理解いただけるかと思います(笑)
in a good way
なぜかクッションをずっと膨らませているモニカにみんなが注目しているシーン。
Monica :
I don't wanna give them any more ammunition than they have.
Chandler :
We know how cruel parents can be about the flatness of a child's pillow.
Phoebe :
Monica, you're scaring me.
I mean, you're all chaotic and twirly, you know? Not in a good way.
ammunition : 1)弾薬 2)(議論での)攻撃手段
cruel : 1)残酷な 2)ひどい 3)厳しい
chaotic : 混沌とした(日本語で言う「カオス」です)
twirly : ぐるぐる巻きの→ひっきりなしに歩き回っている
in a good way : いい意味でね(通常はどちらとも取れるシチュエーションで誤解を招かないために言う)フィービーは明らかに悪い意味でしか取れないことに対してダメ押しで使っていて変な感じになっていますね(笑)。
対訳)
モニカ:私はこれ以上両親にあら探しをされたくないの。
チャンドラー:親って子供のクッションがふかふかじゃないってことに厳しいもんなぁ(皮肉)。
フィービー:モニカ、怖いわよ。つまりね、ずっとやってることがめちゃくちゃだし、ひっきりなしに歩き回ってるわよ。あ、悪い意味でね。
Thighmaster
裸のブ男、おそらく初登場シーンですね、といっても姿は出てこないですが。thighは太もものことで、Thighmasterは太ももをシェイプアップする道具のことですね。通販番組とかで出てくる感じのものを想像してもらえればいいかと思います。
レイチェルがバリーからもらった婚約指輪を無くして焦っているシーン
Rachel :
Like I wasn't dreading tomorrow enough having to return it to him.
"Hi, Barry, remember me? I'm the girl that stomped on your heart in front of your family. "
dread : ~を恐れる
stomp : 1)足を踏み鳴らす 2)誰かを身体的にもしくは比喩的にひどく打ちのめす
対訳)私が明日バリーに指輪を返さなくちゃいけないってことを全然恐れていないみたいに見えるじゃない。
「ハーイ、バリー、私のこと覚えてるー?あなたの家族の前であなたの心をすごく傷つけた女よ。」(って感じ)
Easy!
みんなで指輪を探し始めるシーン
Monica : Easy, we'll find it. Won't we? Okay, look.
Joey : When did you have it last?
Phoebe : Doy! Probably right before she lost it.
easy : 〔間投詞的に〕気を付けて!心配無用!
doy : <俗>わかりきったことを言うな、当たり前だろ※その後のチャンドラーの発言から死語に近いと思われる。
対訳)モニカ:大丈夫、みんなで見つけるから。ね?始めるよ!
ジョーイ:最後に持ってたのはいつ?
フィービー:決まってんじゃん。たぶん指輪を無くしたちょっと前ね。
キャロルの妊娠が話題に上がっています。
Ross : Carol's pregnant.
Monica : What ... ?
Ross : Do that for two hours, you might be where I am right about now.
Chandler : That puts that whole pillow thing in perspective.
Rachel : How do you fit into this whole things?
Ross : Carol says she and Susan want me to be involved.
(中略)
Monica : What does she mean by "involved" ?
put ~ in perspective : ~を視野に入れて見直す、~を正しい角度で見直す、~を大局的に見る
fit into ~ : 1)〔大きさや形が~に〕合う、収まる 2)〔人の立場が集団などに〕合う、しっくりくる 3)〔ものの特徴が〕当てはまる、属する
mean by : ~を意味する
対訳)ロス:キャロルが妊娠した。
モニカ:えっと、それは...(混乱)
ロス:それを2時間続けると今の僕みたいな感じになるよ。
チャンドラー:さっきのクッションの話なんかどうでもよくなるな。
レイチェル:今回のこと、どうするの?
ロス:キャロルとスーザンは僕にも「関わって」欲しいっていうんだ。
(中略)
モニカ:「関わって」って、キャロルはどういう意味で言ってるの?
What's that supposed to mean?
What's that supposed to mean?
対訳)どういう意味?
相手の言い方が引っかかるときなどに使えます。
両親からの「いびり」がひどいので、ロスの重大発表に話を移そうとするモニカ。
Monica :
So, Ross, what's going on with you?
Any stories? No news, no little anecdotes to share with the folks?
anecdote [ˈænɪkdòʊt]: (特定の人物・事件にまつわる)逸話
TOEICでも出てくる単語ですね!
the folks : 1)一般大衆、皆さん 2)あなたの両親
対訳)
そうだ、ロス、最近どうなの?なにか話は?
お父さんたちに話すニュースや逸話は何もないの?
Here’s the deal.
Here’s the deal.
大事な話を始める前によく使われる表現です。
対訳)よく聞いて/いいかい
you may want to steer clear of the word "dumped."
Ross :
So you are nervous about Barry tomorrow?
Rachel :
Alittle ... A lot. So, got any advice? You know, as someone who's recently been dumped.
Ross :
Well, you may want to steer clear of the word "dumped." Chances are he's going to be this broken shell of a man. ...
Got any advice? : Have you got any advice? の略。
dumped : 捨てられた
may want to : ~してもよい
steer clear of ~ : <口>~を避ける、~に関与しない
Chances are ~ : たぶん~である
broken shell of a man : 割れた殻に覆われている男→傷ついている男性
対訳)ロス:明日のバリーのことで憂鬱なの?
レイチェル:ちょっとね、いやかなり。何かアドバイスある?最近捨てられた人として。
ロス:うーん、「捨てられた」って言葉は避けてもいいかもね。たぶん彼は相当傷ついていると思うし。
子どもに付ける名前で争う場面
as in ~ : ~に由来する
という意味があるので、ロスが「ミニー」という名前を聞いたときにAs in "Mouse"?(ミニー・マウスのミニー?)と聞き、スーザンがAs in my grandmother.と返しています。
祖父母や両親の名前にあやかる人は多いように思います。
そのまま名前にしたり、Jr.をつけてみたり、ミドルネームにしてみたり、やり方もいろいろありますね。
ちょうど日本で「親の漢字一字を取って子供の名前に入れる」みたいな感覚なのかな、とも思います。
maid of honor
花嫁の付き添い役の女性のこと。ブライズメイド(bridesmaid )とも言いますね。
親友や親族が務めることが多く、よく海外ドラマの中で話題になります。
親友の証みたいなものらしく、決める時に「私たち親友じゃなかったっけ?」とか「他の人の時にブライズメイドやったよね?」っていう論争が巻き起こることもしばしば。
レイチェルのブライズメイドの一人が親友のミンディーだったようですね。
まとめ
いかがでしたか。今回はシーズン1第2話を解説しました。今回はロス、レイチェル、モニカの悩みが描写されていましたね。
フィービーが少しとんちんかんなことを言ってくれることで少し和んでいる気がします(笑)
今回から準レギュラーも出てきて展開が楽しみになってきました。
この後もどんどん出てきますので、また紹介しますね。
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