【英語でドラマフレンズ】フレンズシーズン1第21話を解説!

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今回はなんとニセのモニカが登場します。本物のモニカの反応やいかに!

フレンズの解説記事はこちらにまとまっていますのであわせてご覧ください。

あらすじ&準レギュラーチェック

では、簡単にあらすじと今回登場する準レギュラー、ゲストをチェックしていきましょう!

あらすじ

モニカはカードの不正利用の被害に遭う。本物のモニカより人生を楽しんでいるように見えるその犯人を突き止めようということになる。一方、マルセルに異変があり、ロスは頭を悩ませることに。

準レギュラーなど

マルセル:ロスの飼っているお猿さん。

では、本編の英語をチェック!

赤枠は語句や文法の解説、青枠は背景知識、緑枠は両方の箇所につけています。

シーズン1 21話 The One with the Fake Monica

Monica: Look how much they spent.
Ross: You only have to pay for the stuff you bought.
Monica: Still, it's just such reckless spending.
Ross: When somebody steals they've already thrown caution to the wind.
Chandler: Wow, what a geek. They spent $69.95 on a Wonder Mop.
Monica: That's me.

クレジットカードの不正利用者が男性か女性かわからないので、ここではあえてtheyを使っています。

reckless:向こう見ずな、無謀な
caution:用心深さ
throw ~ to the wind:〜を気にしない、〜を捨て去る

geekは昔は(悪い意味での)オタクという意味合いが強かったのですが、最近は「技術系で知識が豊富な人」というニュアンスで使われることも多いです。ビッグバンセオリー(邦題)のシーズン1の副題(ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則)にも使われていました。

対訳)
モニカ:そいつがどれだけの金額使ったか見てよ。
ロス:自分が買った分だけ払えばいいんだろ(気にするなよ)。
モニカ:そうだとしても、大胆な使い方よ。
ロス:盗むときっていうのは、用心なんてしないものだよ。
チャンドラー:おー、なんて変人なんだ。ワンダーモップに69ドル95セントも使っちゃってるよ。
モニカ:それ、私。

Curious George
邦題は『おさるのジョージ』。
もともとは絵本で、これがアメリカでアニメ化され、日本でも放送されています。
Curious(好奇心旺盛な)の名の通り、子ザルのジョージは、好奇心の塊です。時には、事件を起こしてしまうことも。飼い主の"黄色い帽子のおじさん"は、そんなジョージをかなり広い心で見守ります。
おさるのジョージ公式サイトはこちら

broadway

スターリン
ヨシフ・ヴィッサリオノヴィチ・スターリンのこと。ソビエト連邦の政治家で、1924年1月から1953年3月に渡ってソビエト連邦の最高指導者でした。英語圏では、Joseph Stalinと綴られることがあります。ちなみにスターリンはペンネームだそうで、本名の姓は別だそうです。
ここでは、チャンドラーがジョーイの名前をJosephにしたらどう?と言って、芸名がJoseph Stalinになるように仕向けています。

Bye Bye Birdie(バイ・バイ・バーディー):
1960年初演の有名ミュージカル。映画化もされています。
人気ロックスターのバーディーが徴兵を受けることが決まって街中が大騒ぎ、というお話です。

the Fiddler on the Roof(屋根の上のバイオリン弾き):
こちらもミュージカルで1964年初演。fiddlerは口語でバイオリン弾きのこと。
帝政ロシア領のシュテットルに暮らすユダヤ教徒の生活を描いた作品。

Well, it does not ring a bell with me.

Joey: Do I know that name? It sounds familiar.
Chandler: Well, it does not ring a bell with me. But you're more plugged into that show business thing.

ring a bell:聞き覚えがある、ピンとくる
plug ~ into ...:〜を...にぴったりにする

対訳)
ジョーイ:俺、この名前知ってるのかな?なんか聞いたことある気がするんだけど。
チャンドラー:うーん、俺はパッとはわからないなあ。けど、芸能界により向いてる感じになったよ。

Monica: We're just here to observe.
(中略)
Monica: Do you see anybody you think could be me?
Teacher: Last time there were yogurt containers lying around after class. Let's not have that happen again.
Rachel: She could be you.
(中略)
Teacher: All right, everyone grab a partner.

observe:観察する、見学する

Do you see anybody you think could be me?の文は連鎖関係代名詞が使われていて、さらにその省略が起こっています。
※Do you see anybody?のanybodyを説明している形です。any-が入っていますので、関係代名詞としてはthatを用いたいのですが、you thinkも同時も入れたいときに連鎖関係代名詞と呼ばれます。この場合、anybody could be me「私になれそうな人」なので、本来thatは主格なのですが、連鎖関係代名詞は主格であっても省略可能です。
つまり、Do you see anybody (that) [you think(挿入句)] could be me?となっているわけです。

Let's not ~?:〜しないようにしよう
have ~ happen:〜が起こるようにする

grab a partner:誰かと組む

対訳)
モニカ:見学に来ただけです。
モニカ:私になれそうな人、わかる?
先生:前回レッスン後に、ヨーグルトの容器が床に転がってました。二度と同じことがないように。
レイチェル:先生がモニカっぽい。
先生:じゃあ、みんな誰かとペアを作って!

 

hair dryer

Pennsylvania:ペンシルベニア州
Dutch:一般的にはオランダ人のこと
Pennsylvania Dutch:ペンシルベニア・ダッチ
17~18世紀にアメリカ合衆国に移住してきたドイツ語圏の人々を指します。(フレンズではオランダ人扱いになっていますが)ここでのDutchはオランダ人ではなくドイツ人(Deutsch)を指し、聞き間違いだと言われています。

Amish:アーミッシュ。キリスト教の一派の共同体で、移住してきた17世紀頃の生活様式をできるだけ保持しています。このため、独自のルールも多く存在しています。電気の使用も最小限で、モニカがドライヤーの例を持ち出したのもこのためです。ニセモニカはペンシルベニア・ダッチならアーミッシュであると連想したということですね。

But that may just be a pipe dream.

ロスのセリフ。
Our first choice would be a big state zoo. You know, like San Diego. Right? But that may just be a pipe dream. He's out-of-state.

(a big state zooの)state:州立の
pipe dream:夢物語、かないそうもない夢
out-of-state:州外の

対訳)
第一候補は大きな州立の動物園だ。例えば、そうだな、サンディエゴとか。ね?でもただの夢物語かも。マルセルは(サンディエゴのあるカリフォルニア州の)州外からの応募だし。

Boston Celtics
ボストンに拠点を置く、プロバスケットボールチーム。
Celticsは「ケルト人の」、という意味で、ボストン近辺にアイルランド系の移民が多く住んでいたことに由来するそうです。ロゴのおじさん(?)もアイルランドの伝承に出てくる妖精のレプラコーンなんだそうです。

Cats
猫たちが歌って踊るミュージカル作品で、一時期はニューヨークでの連続上演回数記録を持っているほどの人気でした。
日本では劇団四季による公演が有名ですね。
Memory
前述のCatsの代表的な曲で、世界中の人にカバーされています。

Dead Poets Society
1989年の映画。邦題は「いまを生きる」で、劇中のラテン語のセリフCarpe Diem(今を生きろ)に由来します。原題は、劇中に出てくる読詩サークルの名前です。バーモントにある学校に赴任した教師キーリングは詩や生きることの素晴らしさについて生徒たちに教えようとし、生徒たちもそれに影響されていく、というお話。

Mrs. Doubtfire(邦題:ミセス・ダウト):
1993年のコメディ映画。主人公のダニエルは、妻ミランダと離婚することになってしまう。共同親権を得られていないダニエルは、変装をして3人の子どもたちの家政婦「ミセス・ダウトファイア」として雇われることに成功するが...というお話。

Ross: Where exactly is your zoo?
Man: Well, it's technically not a zoo, per se.

per se:それ自体、本質的に

対訳)
ロス:あなたの動物園は実際どこにあるんですか?
男性:ええと、厳密には動物園ではないんですよ。

 

Monica: Monica and I just crashed an embassy party.
(中略)
Rachel: You could've called. I've been worried... Monica?
Monica: Water rules!

crash:<口語>(招かれていない会などに)押しかける
could have 過去分詞:(ここでは)〜できたはずだったのに(実際はしなかった)
rule:<自動詞、口語>〜は最高だ

対訳)
モニカ:モニカ(ニセモニカ)と私で大使館のパーティーに行ってきたの。
レイチェル:電話できたでしょうに。心配してたのよ。モニカ?
モニカ:水、最高だぜ!

O, that I were a glove upon that hand that I might touch that cheek.

O, that I were a glove upon that hand that I might touch that cheek.

ジョーイが受けているオーディションのセリフでした。
元はロミオとジュリエットのセリフです。シェイクスピア作のセリフなので、今の体制が確立する前の英語になっています。

今の英語に直すと、
Oh, if I were a glove upon that hand, I might touch that cheek.
という感じになるでしょうか。
いわゆる仮定法で、事実とは異なることを述べる方法です。今回は私が手袋なら〜(実際には手袋ではない)となります。

対訳)ああ、私がその手にはめた手袋なら、その頬に触れることができるのになあ。

まとめ

ニセモニカ、強烈な人でしたが、あれだけ明るい人なら他の生き方はなかったのかなと思ってしまいますよね...(ロスが言う通り明るさも盗んだのかもしれませんが)

今回もご覧頂きありがとうございました!

これまでの解説記事はこちら。

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