【英語でドラマフレンズ】フレンズシーズン1第20話を解説!

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今回はちょっぴり波乱のフレンズシーズン1第20話の解説です!

前回の終わりにやっといい雰囲気になったロスとレイチェル。このままうまくいくのかなと思いきや、思わぬ邪魔が入ったんでしたね。。。ロスはなんとなく間が悪いのが続きますね。。。

フレンズの解説記事はこちらにまとまっていますのであわせてご覧ください。

あらすじ&準レギュラーチェック

では、簡単にあらすじと今回登場する準レギュラー、ゲストをチェックしていきましょう!

あらすじ

なんとレイチェルの元婚約者のバリー(別の人、しかもレイチェルの親友と婚約中)が「まだレイチェルを想っている」と告白してレイチェルは動揺。バリーとまた付き合い始めてしまう。しかし、そんなレイチェルのもとにバリーの現婚約者&レイチェルの親友のミンディーがやってきて...

準レギュラーなど

バリー:レイチェルの元婚約者。歯科矯正医。

ミンディー:レイチェルの親友でバリーの現婚約者。私的にはすごいメンタルの持ち主。

裸のブ男:モニカの家の向かいのアパートに住んでいる裸の人。よく窓からのぞき見して生態を観察している。

では、本編の英語をチェック!

赤枠は語句や文法の解説、青枠は背景知識、緑枠は両方の箇所につけています。

シーズン1 20話 The One with the Evil Orthodontist

デート相手にすぐに電話しないチャンドラーに対するフィービー。
Phoebe:Call her. Stop being so testosterone-y.
Chandler:Which, by the way, is the real San Francisco treat.

testosteroneは男性ホルモンの代表格です。フィービーはそれに無理やりyをつて形容詞化しています。
男らしい感じを演出しすぎないでとか、男だからという見栄をはらないで、といったところでしょうか。

このwhichは、being so testosterone-yを受けていると考えるのが自然でしょう。treatはここでは名詞の意味で、「とてもいいこと」といった意味があります。

対訳)
フィービー:彼女に電話しなさい。見栄をはるのはやめなよ。
チャンドラー:ところでさ、それってサンフランシスコではいいことなんだよ。

 

russian tea room

写真はRussian Tea Roomの公式HPより

Not a good day for birds.

一行はレイチェルを観察しますがフィービーは違った視点でものを見ていたようで...
Phoebe: That man across the street just kicked that pigeon.

(中略)
Rachel:
He took me to lunch at the Russian Tea Room.
I had that chicken, you know, where you poke it and butter squirts out.
Phoebe: Not a good day for birds.

Russian Tea Room:1927年創業の老舗レストラン。その名の通りロシア料理屋さんです。フレンズの中でも名前が度々登場します。

このwhereは文法的には非制限用法の関係副詞と考えて、チキンの具体的な説明をしていると考えていいと思います。

squirt out:(液体を)噴出する/させる

対訳)
フィービー:通りの向こうの男がいま鳩を蹴ったの。
レイチェル:Russian Tea Roomでランチしたの。私はチキンを食べたの。つつくとバターが出てくるやつ。
フィービー:鳥にとっては災難の日ね。

個人的にこのフィービーのまとめ方が好きです。

みんなにデートの報告をするレイチェル。

Rachel: And I told him not to, but he got me a little bottle of Chanel.
Ross:
That's nice.

Was that before or after you told him to stop calling, stop sending flowers and to generally leave you alone?

not toのtoは代不定詞と呼ばれ、内容がわかる時にtoより後を省略する言い方です。今回の場合には、to get me a little bottle of Chanelがそれに当たります。

ロスのセリフは、to stop ~とto generally leave ~が並列になっている形です。

対訳)
レイチェル:それで、私は彼にいいって言ったんだけど、シャネルのボトルを買ってくれたの。
ロス:それはいいね。それで、それは彼に「電話しないで」、「花も送らないで」、「一人にしておいて」って彼に言う前だったの?それとも後?(当然言ったんだよね?)

モニカとジョーイもレイチェルを咎めます。

Monica: Isn't this the same Barry who you left at the altar?
Joey: Where've you been?

leave 人 the altar: (人)を祭壇に残す→結婚式を直前でキャンセルする
Where've you been?≒Where have you been? : 直訳はあなたはどこに行っていたの?になりますが、いままでの経緯はどうしたの?といった意味でも使います。これをジョーイが言っているのがいいですね。

対訳)
モニカ:それってあなたが結婚式で置いてきたのと同じバリーなんじゃないの?
ジョーイ:いままでのこと忘れちゃったの?

cooking

Monica: What kind of stuff?
Joey: Will you grow up? I'm not talking about sexy stuff. But, like, when I'm cooking naked.

grow upは「成長する」ですが、ここでは大人らしく振る舞ってくれない?といった意味で使っています。

対訳)
モニカ:どういった類のことなの?
ジョーイ:大人らしくしてくれない?俺が言っているのはセクシーなことじゃなくて、そうだな、裸で料理しているときとかの話だよ。

For future reference, ...

片手に電話を持つチャンドラー。でももう一つ受話器がほしいようで...

Chandler: Can I use your phone?
Monica: For future reference, that thing in your hand can also be used as a phone.

for future reference: 今後の参考のために

対訳)
チャンドラー:電話使ってもいい?
モニカ:参考までに言うんだけど、あなたの手の中にあるそれも電話として使えるよ。

チャンドラーが独り言を言っている場面。

Now I'm needy and snubbed. ... God, I miss just being needy.

needy: 愛情に飢えている
snubbed: 軽くあしらわれた
電話をする前は相手の状況がわからなかったのでneedyだけだったのに、自分に電話をしてくれなかったことに気づいてsnubbedも追加になってしまった、ということですね。かわいそうに。。。

対訳)
つまり、俺は愛情に飢えてるのけ者なんだ。ああ、ただ愛情に飢えているだけが良かったな。

telephone

Hell is filled with people like you.

チャンドラーはイライラが募ります。

Monica: (imitating phone ringing)
Chandler: Hell is filled with people like you.

モニカの電話のマネにだまされたチャンドラーのセリフです。直訳は「地獄は君のような人で溢れている」となります。
be filed with ~: 〜でいいっぱいである

対訳)
チャンドラー:君は地獄に行くんだろうね。

Chandler: I'm going to the bathroom. Will you watch my phone?
Monica: Why don't you just take it with you?
Chandler: We haven't had a second date. She needs to hear me pee?

Why don't you ~?: 〜したらどうですか?
hear 0 do: 知覚動詞。Oが〜するのを聞く

対訳)
チャンドラー:トイレに行くよ。電話見ててくれない?
モニカ:持っていったら?
チャンドラー:2回目のデートもまだなんだよ。彼女にトイレの音を聞かせる必要ある?

Rachel: So what's up?
Mindy: We should really be sitting for this.
Rachel: Sure, we should.
(中略)
Mindy: I'm gonna ask once, and I want a straight answer.
(中略)
Mindy: Will you be my maid of honor?

maid of honor: 結婚式の花嫁の付添人のこと。通常未婚の女性が務めることが多いです。海外ドラマではしばしば誰がmaid of honorになるのか議論になることも多いです。

対訳)
レイチェル:で、どうしてた?
ミンディー:こういう時は座るべきだと思うの。
レイチェル:そうね、そうすべきね。
ミンディー:一度しか尋ねないし、率直な答えが欲しいの。私の付添人になってくれる?

ring

Ross: Four letters, "circle or hoop."
Chandler: Ring, damn it, ring.
Ross: Thanks.

ringがかかっていて好きなシーンです。radiatorのくだりも好きですが。
ringには輪という意味もありますが、動詞で使うと(電話など)が鳴るという意味で使います。

対訳)
ロス:4文字、「円もしくは輪」
チャンドラー:(電話に)鳴ってくれよ、おい、鳴れ!
ロス:(答えを)ありがとう。

lngrid Bergman

lngrid Bergman
イングリッド・バーグマン

ヨーロッパとアメリカで活躍したスウェーデン出身の女優です。
1942年の映画『カサブランカ』が代表作の一つです。カサブランカは「君の瞳に乾杯」というセリフでも有名です。
(私の好きな海外ドラマTHE MENTALISTのS6-20話(テレサとパイクのシーン)でも言及があります。)

ちなみにモニカを指す時に使われたbrunetteはライトブラウンからミディアムダークヘアーを指す言葉で、黒髪よりも若干色が薄いときに使用されることが多い言葉です。

どうしようもないバリーとやっぱり結婚すると言い出すミンディー。その理由は?

Rachel: Mindy, the guy is the devil. He is Satan in a smock.
Mindy: I know he's not perfect. But the truth is at the end of the day, I still really wanna be Mrs. Dr. Barry Farber, D.D.S.

in~: 〜を着ている
smock:作業服、仕事着

at the end of the day: 結局
D.D.S. = Doctor of Dental Surgery

対訳)
レイチェル:ミンディ、あいつは悪魔(悪いやつ)よ。白衣を着た悪魔。
ミンディー:彼は完璧じゃないってわかってる。でも、結局私はまだドクターバリーファーバー、「歯科外科医」の妻になりたいの。

まとめ

今回はレイチェルが過去のことに向き合い、吹っ切るきっかけになったようです。
これでロスも一安心、といったところでしょうか。
それにしてもロスに勝機はあるのでしょうか。。。ひとまず今後に期待しましょう!
ご覧頂きありがとうございました!

これまでの解説記事はこちら。

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