【英語でドラマフレンズ】フレンズシーズン1第12話を解説

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こんにちは、みるです。

今回はシーズン1の第12話の解説です。

衝撃が走ったり、ほっこりしたりと忙しい回ですが、今回も楽しんでいきましょう。

「フレンズ」・「グリー」の解説記事はこちらから。

注意!
海外ドラマ「フレンズ」の解説記事では、これから作品を見る方に楽しんでいただけるよう、ネタバレしないようにできるだけ配慮しております。ただし、解説をするうえで前後の文章が必要な場合やシチュエーションの説明が必要な場合があります。

シーズン1第12話のあらすじ・準レギュラー

あらすじと登場する準レギュラーを紹介します。
chick

あらすじ

元妻キャロルとの赤ちゃんの性別をなぜか知りたがらないロス。でも、周りの人間はすでに知っているみたいで...?

一方、レイチェルの彼氏、パウロの行動が物議を醸します!一体どうなる?

準レギュラー

パウロ(Paolo):イタリア人で、レイチェルの彼氏。あまり英語は得意ではない。

キャロル(Carol):ロスの元奥さん。ロスの子どもを妊娠中。

スーザン(Susan):キャロルのパートナー。ロスとは犬猿の仲。

シーズン1第12話の解説

赤枠は語句や文法の解説、青枠は背景知識、緑枠は両方の箇所につけています。

シーズン1 第12話 THE ONE WITH THE DOZEN LASAGNAS

lasagna

モニカはたくさんラザニアを作ってしまったようです。

If you'd told me vegetarian lasagna, I would've made vegetarian lasagna.
The meat's only every third layer.

一文目は仮定法ですね。
言ってくれたら良かったのに、という感じが出ますね。
every~は~ごとに、という感じで使うので覚えておきましょう。
対訳)
ベジタリアン用のラザニアって言ってくれたら、ベジタリアン用のラザニアを作ったのに。
お肉の層は3層ごとに入ってるだけよ。

I did this as a favor.

続いてもモニカの台詞。苦労が多いですね...

Aunt Silv, I did this as a favor.
I am not a caterer.

as a favor:好意で
caterer:ケータリング業者
対訳)
シルビアおばさん、私は善意でやってあげたのよ。
ケータリングの業者じゃないの。
mountain
Poconos
ペンシルベニア州にあるポコノ山脈を指しています。
山でのアウトドアが夏冬ともに人気だそうです。
ニューヨーク市から車で90分など、気軽に足を運べる距離であることも魅力なようです。

Wasn't this supposed to be just a fling?

ロスはレイチェルのことが気になるようですね。

Wasn't this supposed to be just a fling?
Shouldn't it be ... flung by now?

fling:(ひとときの)好き勝手、浮気
flingは動詞もあり、2行目のflungはflingの過去分詞です。
動詞のfling:放り出される
by now:そろそろ
対訳)
ひとときの恋愛のはずじゃなかったのか?
そろそろ放り出されてもいいはずじゃない?
ラザニアは結局いろいろな場所へ...
I brought the books and Monica sends her love along with this lasagna.
ロスの言い方とこのalong withの使い方が良いですね。
loveがメインでlasagnaはあくまでもついでなんだよ、という感じでしょうか。
対訳)僕は本を持ってきたよ、あとモニカはラザニアとともに愛を贈っているよ。

amino

aminocentesisの略で、羊水検査の意味です。
胎児の性別等を調べるのに用いられます。

alone

性別を聞きたくないロスの(むだな?)抵抗が始まりました...!

A guy who doesn't wanna know is standing here.

当然ロスの事なのですが、言い方が回りくどいのが彼らしいです。

対訳)
(性別を)知りたくない人間がここにいるんだけど。

How about if we split it?

チャンドラーとモメ始めたのでジョーイから提案があります。

Okay, how about if we split it?

how about~は名詞で使うことが多いですが、
このhow about if~は文章で使うことができるので大変便利ですね。
それぞれ、「~はどうですか」「~するのはどうですか」という意味ですね。

splitはいわゆる「割り勘する」です。
splitが割く、分裂させる、という意味なので代金を二人でわけるイメージですね。

対訳)
わかった、じゃあ俺たちでお金を出し合うっていうのはどうだ?

hibachi

I know all about Kip.

ジョーイとチャンドラーによる夫婦漫才(?)です。
Joey : I know all about Kip.
Chandler : We bought a hibachi together, then he ran off and got married and things got ugly.
チャンドラーの前のルームメイト、キップについての話題です。
ジョーイは本当にキップのことを知っているわけではなく(実際に面識はない)、
その話は何度も聞いたから聞き飽きた、ということを言っています。
run off:逃げる
対訳)
ジョーイ:キップのことは聞き飽きたよ。
チャンドラー:俺たち一緒に火鉢を買ったんだけど、キップは出ていって、結婚しちゃった。それから(俺たちの仲は)最悪になったんだ。
同棲したてのカップルのような会話ですね(笑)

I'm out of sorts.

何やら様子がおかしいフィービーです。大丈夫でしょうか?

I'm out of sorts.

out of sorts: 元気がない、機嫌が悪い

対訳)
ちょっと機嫌が悪くて。

vegetable

ベジタリアンとヴィーガン

フィービーの優しさ!

少し脱線しますが、今回はミルクを持参してきているシーンがあります。

勝手な想像ですが、停電の時に「私はミルクを飲まないから、停電しても大丈夫!」という歌を歌っていたので、わざわざ準備してきてくれたと考えるのが自然でしょう。
不思議ちゃん扱いされやすいフィービーですが、他人を思いやる気持ちは人一倍です。
さて、この後も時々話題にのぼることがありますが、フィービーはベジタリアン(行動を見ているとほぼヴィーガン)です。
ここで、2つの違いを押さえておきましょう。
ベジタリアン:菜食主義者(肉や魚は食べない)
ヴィーガン:動物から採取したもの(乳製品やはちみつなど)も食べない「絶対菜食主義者」で、毛皮製品も買わない
最近はベジタリアン・ヴィーガン向けのレストランや表示もふえてきました。
これに限らず、相手の価値観を尊重できるような社会になると良いですね。

ロスが優しい一言。

You deserve so much better than him.
You know, I mean, you should be with a guy who knows what he has when he has you.

deserve:価値がある
対訳)
君は彼なんかよりずっと勝ちがある人だよ。
つまりさ、君は、君が一緒にいてくれる時に、それがどれくらい素晴らしいことなのかがわかる男と一緒にいるべきだよ。

まとめ

今回は波乱の展開でしたが、同時にメインメンバーの優しさを感じ取ることができる回でしたね。

記事中にも書きましたが、個人的にはフィービーの優しさがぐっと来ました。

やはり持つべきものは友ですね。

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