こんにちは、みるです。海外ドラマ「フレンズ」のシーズン1第8話を解説します!
今回は
・ロスとモニカのおばあちゃん
・チャンドラーの見た目
のお話です。
一体どんな英語表現が出てくるんでしょうか?
注意!
海外ドラマ「フレンズ」の解説記事では、これから作品を見る方に楽しんでいただけるよう、ネタバレしないようにできるだけ配慮しております。ただし、解説をするうえで前後の文章が必要な場合やシチュエーションの説明が必要な場合がありますことをご了承ください。また、解釈に関して、未熟な点もあるかと思います。お気づきの点がありましたらお手数ですがお知らせください!
シーズン1第8話のあらすじ&準レギュラー
ここでは簡単にあらすじと準レギュラーを紹介します!
あらすじ
ロスとモニカのおばあちゃんが亡くなり、お葬式を開くことになる。
ロスはおばあちゃんとの思い出を回想。
モニカは相変わらず母親にいびられるが...
一方、チャンドラーは自分の見た目である「思い込み」をされてしまうことに悩み始めて...?
※現代?からするとちょっと考え方が古い回です。
準レギュラー
ロスとモニカの父ジャック(Jack):悪い人ではないがいい加減なお父さん(笑)
ロスとモニカの母ジュディ(Judy):モニカにいつも小言を言ってくる。その原因は彼女の母親...?
パウロ(Paolo):今回は名前のみの出演。前回突如現れたイタリア人。
シーズン1第8話の解説
赤枠は語句や文法の解説、青枠は背景知識の箇所につけています。両方の場合は緑枠です。
シーズン1 第8話 THE ONE WHERE NANA DIES TWICE
Nana
・おばあちゃん
・ばあや
の意味があります。
今回は「おばあちゃん」の意味ですね。
どちらかというと幼児語の類ですが、ドラマ中ではロスもモニカも普通に使っています。
Does it get better this?
冒頭、チャンドラーは同僚から声を掛けられます。
Lady : How's it going?
Chandler :
Dehydrated Japanese noodles under fluorescent lights.
Does it get better this?
dehydrated:乾燥した
dehydrated Japanese noodlesはカップラーメンのことですね。
fluorescent lights:蛍光灯(そのままですね)
ちなみに、
・白熱電球:Incandescent light bulb
・LED電球:LED(light-emitting diode)light bulb、LED bulb
などと呼びます。
最後のDoes it get better than this?はチャンドラーお得意の皮肉ですね...
対訳)
同僚の女性:調子はどう?
チャンドラー:
蛍光灯の下でカップラーメン食べてる。
コレ以上の幸せはないね。
quality
なんでだよ!とムキになるチャンドラー
Chandler : So, what is it about me?
Phoebe : I don't know. Because you're smart, you're funny.
Chandler : So is Ross.
(中略)
Monica : You just have a quality.
Everyone : Yes, a quality!
Chandler : "A quality." Good. I was worried you were gonna be vague about this.
"So V S"の形は、S(主語)も同じ、という時に使われます。
例)So do I. So am I.
普通文章はS、Vの順になりますが、このように強調したい場合は倒置が起こることがあります。
つまり、チャンドラーは、Ross is smart and funny too.ということが言いたいわけです。
qualityは品質のほかに資質、素養なんていう意味もあります。
対訳)
チャンドラー:で、俺の何がいけないわけ?
フィービー:わかんない。頭が良くて、おもしろいから。
チャンドラー:ロスだってそうじゃん!
(中略)
モニカ:資質があるのよ。
みんな:そうそれ!!
チャンドラー:資質ね。OK。はっきり言ってくれて助かったよ。
closed casket
棺を閉じたままで行われるお葬式のこと。
逆に開いたままのものはopen casketです。
You'll make a day of it.
お父さんの斬新な提案
Jack :
When my time comes, I wanna be buried at sea.
It looks like fun.
Monica : Define "fun."
Jack : Come on. You'll make a day of it.
(中略)
Monica : Gee, that does sound fun.
このtimeは死期の意味で使っています。
make a day of it:一日中楽しむ
gee : 〔驚き・喜び・落胆などを表して〕おや、うわー など
対訳)
ジャック:私が死んだら、海に投げ入れて欲しいんだ。楽しそうだろう。
モニカ:「楽しい」の定義をしてくれる?
ジャック:ほら、いいだろ。一日中楽しめるじゃないか。
モニカ:あら、本当に楽しそうだこと。
be out of one's league
前にも出てきた表現です。
①不釣り合いな、もったいない
②身分不相応な、成功する見込みの少ない という時に使います。
他の言い方としてはbe too good for ~があります。
If you had to do it all over again,
モニカとジュディのぎこちないやり取り。
Judy : Do you know what it's like to grow up with someone who is critical of every single thing you say?
Monica : I can imagine.
(中略)
If you had to do it all over again, I mean, if she was here right now, would you tell her?
ジュディが母親にされていたことを、娘のモニカにしていることが分かる文です。
最後の文は仮定法ですね。sheはおばあちゃんを指しています。
対訳)
ジュディ:誰かにいちいち揚げ足を取られながら育つって本当に辛いのよ。
モニカ:ああ、想像できるわ〜
(中略)
もしすべてをやり直すなら、つまり、ここにおばあちゃんがいたらってことだけど、おばあちゃんに言う?
おばあちゃんの写真に書かれていた言葉
"Me and the gang at Jara Joe's"
ギャングと聞くと「悪い人たちの集まり」のイメージが強いですが、口語では仲間の意味で使うこともあります。
ここでは、私と仲間たち、くらいの意味ですね。
It's like Mardi gras without the papier-mache heads.
It's like Mardi gras without the papier-mache heads.
Mardi gras(マルディグラ)はフランス語で「肥沃な火曜日」の意味を持つお祭り。
英語だとシュローブ・チューズデイ、パンケーキ・デイと呼ばれることもあります。
もともとはキリスト教の暦に由来する行事ですが、近年は宗教色はあまり濃くなく、パレードや音楽を中心にしたお祭りになっているそうです。
papier-mache(パピエマシェ、同じくフランス語)はこのお祭りに使われる張り子のことだそうです。
紙でできた大きなかぶりものです。気になる方は調べてみてください。
アメリカだとニューオリンズで大きな催しになるそうです。
この期間はだいぶ大騒ぎになるようで、大量のポイ捨てゴミ問題や公然わいせつなどの問題が挙がることも多いようです。渋谷のハロウィンみたいですよね...
まとめ
シーズン1第8話を解説しました。
それほど難しいところはなかったので、今回は簡単にまとめてみました。
今回もご覧いただきありがとうございました。
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