【英検4級筆記試験】英検4級筆記試験攻略のポイント

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今回は英検4級一次試験についての記事です。

受験予定の方は、どんな構成なのかを知り、万全な対策で合格を勝ち取りましょう。

☆二次試験を含む英検関連の他記事はこちらにまとまっています!

英検4級1次試験の合格点は?

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まず英検4級一次試験がどれくらいの難易度の試験なのか確認してみましょう。

推奨の学力目安は中学中級程度です。

CSEスコアって?

各級の合否の判定はCSEスコアに基づきます。

英検4級の一次試験では、リーディング、リスニングの技能が問われます。
それぞれの技能で500点ずつ配点があり、満点は1000点。

合格基準スコアは622です。

この基準により、どの技能も一定のスコアを取れないと合格ができない仕組みになりました。

また一問ごとの配点は固定ではなく、統計処理されたうえでのスコアになります。

合格率は公表されていませんが、正答率は6割程度が目安です。

英検4級一次試験の内容は?

では、一次試験の構成を確認していきましょう。

一次試験の構成

content

『英検公式サイト 英検4級の試験内容』をもとに記載しています。

また過去1年分(3回分)の過去問及び解答も公式サイトから閲覧することができます。

筆記35分とリスニング約30分の構成です。

※測定技能略語
R:リーディング
L:リスニング

測定技能 形式 問題数 解答形式
R 短文の語句
空所補充
15 4択
R 会話文
空所補充
5 4択
R 日本文付き
短文の語句整序
5 4択
R 長文の内容
一致するものを選択
10 4択
L 会話の応答文
選択
10 3択
(選択肢読み上げ)
L 会話の内容
一致選択
10 4択
(選択肢印刷)
L 文の内容
一致選択
10 4択
(選択肢印刷)

 

リーディングパート

reading

大問1
短い会話文や短文の空欄補充15問。
文意にあう単語や語句を聞かれていることが多く、文法問題は3問程度。
大問2
2名による会話文が掲載されていて、その中の一文が空欄になっている形式。計5問。
1つの会話につき1問の形式が5会話。
大問3
5つの語句を並び替えて、英文を完成させる。計5問。
疑問詞から始まる疑問文や熟語を含む文などが出題されることが多い。
大問4A
イベントのチラシなどの内容を読み取り、質問に答える問題。
60語程度の問題が2問出題される。
大問4B
メールを題材にした長文問題。
150語程度の2通のメールに対し、3問の設問に答える。
大問4C
物語文、体験談など少し長めの文を読んで設問に答える問題。
150語程度の文章に対し、5問の設問に答える。

リスニングパート

listening

ここからはリスニングパートについて見ていきます。
どの問題も2回ずつ読まれます。

第1部
イラストを参考にしながら会話文と応答の選択肢を聞き、最も適切な応答を選ぶ問題です。
1つの会話につき1問で計10問です。
第2部
対話と質問を聞き、最も適切な答えを選びます。
1つの会話につき1問で計10問です。
第3部
英文と質問を聞き、最も適切な答えを選びます。
1つの文章につき1問で計10問です。

英検4級一次試験の合格のコツ

ここからは一次試験の対策について項目別にみていきます。

リーディングの時間配分

time

リーディングパートは35分、大問は4問です。

せっかく形式がほぼ決まっているので、時間配分を決めておくと良いです。

ここでは、一例を示します。

大問 問題数 時間のめやす
1 15 計15分
2 5 計5分
3 5 計5分
4 10 計10分

この通りに解くと試験時間ぴったりになるはずです。

ご自分の得意不得意に合わせて調整してみてください。

リーディングパート

reading

リーディングパートは大問1~4の35問です。

まずは基礎文法、単語、言い回しなどを押さえましょう!

押さえておきたい文法事項

ここでは、英検4級で押さえておきたい文法事項を紹介します。

・過去形
・過去進行形
・未来形
・助動詞
・不定詞
・動名詞
・接続詞
・There is/are 〜
・比較

大問1

conversation

大問1は、会話文や短文の空欄補充問題です。
対策は以下のような感じです。

①英検4級頻出の単語&熟語を覚える
②基礎の文法を押さえる
③熟語・定型表現を押さえる

①英検4級頻出の単語&熟語を覚える

大問1は単語・熟語の意味自体を問われている設問が非常に多いです。

それほど難しい単語はありませんが、英検4級頻出の単語や熟語を集めた単語帳が市販されているので、語彙力をつける必要がある方は導入を検討してみてください。
参考:おすすめ英単語帳 英検4級 でる順パス単 (旺文社英検書)



②基礎の文法を押さえる
文法問題は、選択肢に同じ単語の派生語が並んでいるのが目印です。
練習でこの辺りを間違えてしまう方は、苦手な分野だけでも見直しをしておくとよいでしょう。

数問の文法問題しか出ませんが、後々の学習のことまで考慮するなら、いま曖昧なところの対策をしておくほうが効率的です。

③熟語・定型表現を押さえる
熟語・定型表現の一部分、特に前置詞が問われることがあります。
問題数としては少ないですが、表現の細かい部分まできちんと把握しておくとよいでしょう。

大問2

大問2は会話文の空欄補充です。
おすすめの解き方は以下の通りです。

おすすめの解き方
①最初に空欄は飛ばしつつ会話文は全部読む
②設問を読む

話の流れをつかむために、先に会話文をすべて読んでしまうことをおすすめします。
特に解答する時にはカッコの前後の意味のつながりを意識しましょう。
大問2でも細かい用法を問われる問題はなく、会話が理解できていれば正しい解答を選択できるようになっています。

大問3

語句整序問題です。

それほど難易度の高いものは少ないですが、文法の基礎知識が入っていないとうまく並べ替えることができないことがあるので、注意してください。

大問4

長文の内容に一致した選択肢を選ぶ問題です。
3Aがチラシなど、3Bがメール、3Cが物語や体験談です。

段落と設問がリンクしていることが多いので答えの箇所が見つけやすいのが特徴です。

おすすめの解き方は以下の通りです。

おすすめの解き方
①設問の問文を見て、何が問われているのかを確認する
(余裕があれば数問一気に見てもよい)
②対応する(と思われる)段落を読む
③設問の選択肢を読んで解答する
①~③を繰り返す

リスニングパート

listening

英検4級のリスニングは、すべての問題が2回読まれます。

これをうまく利用しましょう。

①印刷されている図や選択肢を事前に確認
②対話・会話をとりあえず聞くが、特に最後の文や質問に集中し、聞かれていることを把握する
③もう一度対話・会話が読まれるので、質問に対応する箇所を見つける

まとめ

今回は英検4級の一次試験の合格点、構成、合格のコツについてご紹介しました。

きちんと対策して合格を目指しましょう。

これから対策をする方は、まず基礎文法の確認と単語の意味を覚えるところから始めましょう!
英検で出題されやすい語句というのは決まっているので、合格へ確実に近づくことができますよ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

これから一次試験を受ける方、応援しています!

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