【英語の関係副詞】関係副詞の種類・例文・省略など使い方

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こんにちは、みるです。

今回のテーマは文法シリーズ「英語の関係副詞」です。

関係副詞は関係代名詞と混同する方が多いので、ぜひ使い方をきちんと押さえてくださいね。

以前「英語の関係代名詞」の記事で関係代名詞の種類や使い方について説明しました。
ちょっと忘れてしまったかも...という方はぜひこちらもご覧くださいね。

☆文法解説シリーズはこちら

関係副詞って何?

difference

関係副詞は、関係代名詞と同じように文と文をつないで先に言った言葉を補足する役割をします。

関係代名詞はつないだ後の文で主格、所有格、目的格の役割を果たすのに対し、
関係副詞はつないだ後の文で<前置詞+名詞>、つまり副詞の役割を果たします。

つまり、つないだ後の文で主語、所有格、目的語の名詞が抜けていれば関係代名詞の目印になります。
関係副詞では、名詞の抜けはありません。

ポイント:
関係詞は文と文をつないで先行詞を説明するもの!
関係代名詞は、後の文に名詞の抜けがある。
関係副詞は前置詞+名詞の役割を果たし、文の構成上の抜けはない。

example

 

例)

Tokyo is the city.

I went to the city last Sunday.
(=I went there last Sunday.)

関係代名詞を使うと、

⇒Tokyo is the city which I went to last Sunday.
(went toの後のthe cityが抜けている)

関係副詞を使うと、

⇒Tokyo is the city where I went last Sunday.
(goは自動詞なので目的語不要。文法上の名詞の抜けはない。)

ワンポイント:ー副詞はなくても文が成立するー

副詞は形容詞や動詞を修飾するものなので、なくても文章としては成立します。
この性質は空欄補充問題を解くうえで重要になってくるので覚えておきましょう!

関係副詞の種類

pencils

最初に関係副詞一覧でどんな関係副詞があるのか確認しましょう。

関係副詞 対応する先行詞
where 場所を表す語
the placeなど
how なし
when 時を表す語
the timeなど
why 理由を表す語
the reasonなど

ポイント:
howは先行詞不要であることに注意!

where

where

whereの先行詞は場所を表す語です。

例)Tokyo is the city where I went last Sunday.

最初の例文でも紹介したように、whereは「前置詞+which」で置き換えをすることができます。
また、先行詞なしでも用いることができます。

例)
Tokyo is the city to which I went last Sunday.
Tokyo is the city (which) I went to last Sunday.
Tokyo is where I went last Sunday.

<参考>
その他に、whereは
・場合:case
・状況:situation
・点:point
などを先行詞とすることもあります。

<参考2>
先行詞がplaceか-whereのときは
関係副詞thatを代わりに使えたり、関係副詞を省略できます。

how

way

howは先行詞は不要です。
言い換えはthe way (in which)です。

例)
That's how she became famous.(✖...the way how...)
That's the way (in which) she became famous.

<参考>
in whichの代わりに関係副詞のthatを使うこともできる。
That's the way (that) she became famous.

when

when

whenの先行詞は時を表す語です。
whenも「前置詞+which」で置き換えることができます。
また、先行詞なしでも用いることができます。

例)
I remember the day when I first met him.
I remember the day on which I first met him.
I remember when I first met him.

<参考>
先行詞がwhenの直前にあるときは、whenの代わりに関係副詞thatを用いたり、関係詞を省略したりすることができます。

例)I remember the day (when / that) I first met him.

why

mystery

whyの先行詞はreasonです。
※関係代名詞を使った言い換えとしてfor whichを使うことも可能ですが、あまり使われません。
先行詞もしくは関係副詞whyを省略した形がよく用いられます。

例)
That is the reason why I am here.
That is why I am here.
That is the reason I am here.

関係副詞のここに注意!

関係副詞の種類を一通り押さえたところで注意点も確認しておきましょう!

関係副詞の非制限用法(継続用法)

to_be_continued

関係代名詞でも出てきた非制限用法です。
ざっと復習しておくと「カンマ+関係詞」の形のものです。

ポイント:
非制限用法はカンマ+関係詞の形
先行詞を修飾しない
文を順に訳していくと本来の意味通り訳すことができる!

関係代名詞にも関係副詞にも言えることですが、

普通の用法(制限用法)では、先行詞を修飾しているのに対し、
非制限用法では、単なる説明を加えているという認識が大事です。
カンマの前までを訳してから、そこで/その時にをはさんで後の文を訳すのがおすすめです。

関係副詞だとwhere、whenで使うことができます。

例)
He moved to Kyoto, where he studied art.
(彼は京都に引っ越し、そこでアートを学んだ。)

I was cooking at eight, when I heard a strange sound.
(8時に料理していたら、その時に変な音が聞こえたの。)

複合関係副詞

whenever

複合関係副詞は、関係副詞と-everを組み合わせたものです。
複合関係副詞には先行詞の意味が含まれているので、先行詞は不要です。

whenever(=at any time (when)、every time(that))
~するときならいつでも

We can take part in the event whenever you want to.

wherever(=at any place(where))
~するところならどこでも

I want to visit wherever you recommend.

まとめ

今回は関係副詞の種類、使い方、関係代名詞との違いなどを解説しました。

省略のバリエーションが多いので、文法の標的になりやすいので注意が必要です。

実際に使ってみると、「省略できる意味」「書き換えの意味」が分かってくるので、積極的に自分で文を作ってみるのもおすすめです!

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