こんにちは、みるです。
今回はみなさんが迷いやすい「数が多い・少ない」の英語表現とその使い分けについて解説していきます。
例えば「多い」を表現するとき、あなたはmanyやmuch、a lot ofの使い分け、ちゃんとできていますか?
また表現の種類をいくつか覚えておくと、会話の際に役立ちますよ。
この記事を読んで多い・少ないの表現方法と使い分けを理解しちゃいましょう!
この記事を読む前に、ぜひ以下の記事で「可算名詞と不可算名詞」「単数形と複数形」の復習をしてみてください!
「数が多い」の英語表現・使い分け
まずは「数が多い」から見ていきましょう。
あなたはちゃんと使い分けできますか?
「数が多い」の代表的な英語表現・使い分け
・much ~
・a lot of ~
many ~の使い方
many ~は可算名詞の複数形とともに用います。
ここで冒頭で紹介した「可算名詞」と「複数形」が分かってる必要があるわけですね。
例)I have many books.
much ~の使い方
much ~は不可算名詞に用います。不可算名詞なので複数形は考えなくていいですね。
「数えられない」のに多いってどういうこと?と戸惑われる方もいるかもしれないですね。
確かに「水」などに代表される不可算名詞は数えられませんが、それでも相対的に多い少ないは言うことができます。
例)There is much water.
a lot of ~の使い方
a lot of ~は可算名詞の複数形にも不可算名詞にも使えます。
可算名詞か不可算名詞か迷ったときはとりあえずa lot of ~を使うのをおすすめします。
例)I have a lot of books.
例2)There is a lot of water.
普通の肯定文で使うならa lot of ~が便利
普通の肯定文で使うならa lot of ~をおすすめします。
理由は2つ。
- a lot of ~が万能だから
- 自然な表現に聞こえるから
普通の会話で用いるなら楽で自然なa lot of ~を使いましょう。
疑問文や否定文でmany ~やmuch ~が活躍
many ~やmuch ~は肯定文で用いるとやや堅い印象になります。
そんなmany ~、much ~も疑問文や否定文では大活躍します。
例)Do you have many books?
例2)I don't have much money.
many ~やmuch ~は副詞と一緒に使われることが多い
many ~やmuch ~は副詞と一緒に使って「たくさん」を強調した表現ができます。
セットになる副詞はso、as、tooなどです。
ちなみにa lot of ~を強調したいときはquite a lot of ~という形になることが多いです。
例)There was so many animals.
例2)I have as many friends as you have.
例3)There are too many things to do.
その他の「数が多い」の英語表現
a lot of ~と同様に使えます。話し言葉なのでカジュアルなシーンで使いたいですね。
・an abundance of ~
a lot of ~と同様に使えます。abundanceには「豊富さ」という意味もあります。
・a number of ~
「数が少ない」の英語表現・使い分け
ここからは、「数が少ない」または「ほとんどない」の表現を見ていきますよ。
「数が少ない」の代表的英語表現・使い分け
a few ~とfew ~の使い方
fewの後には可算名詞の複数形とセットで使えます。
a few ~とfew ~の違いは、「少しある/いる」ことをポジティブに捉えるかどうかです。
つまり、全体とのバランスと話し手の主観で使い分けているんですね。
a few ~は存在をポジティブに捉えます。
例)I have a few questions.
一方、fewは存在をネガティブに捉え、「無い」ことを強調します。
例)I have few friends.
a little ~とlittle ~の使い方
littleのは不可算名詞とセットで使えます。
a little ~とlittle ~の違いは、fewと同様に「少しある/いる」ことをポジティブに捉えるかどうかです。
a little ~は存在をポジティブに捉えます。
例)There is a little money.
一方、littleは存在をネガティブに捉え、「無い」ことを強調します。
例)There is little hope.
no ~の使い方
noは可算名詞の単数形、可算名詞の複数形、不可算名詞とともに使えます。
「no+可算名詞の単数形」は「1つもない」ということを強調します。
特にもともと一つしか存在しないものに対して使うこともあります。
例)There is no post office around here.
「no+可算名詞の複数形」では「どんな~もない」という意味になります。
例)I have no friends.
「no+不可算名詞」で「少しの~もない」を表します。
例)I have no idea.
その他の「数が少ない」の表現
まとめ
今回は、使い方を迷いやすい「数が多い・少ない」の表現をまとめてご紹介しました。
どちらの表現も可算名詞・不可算名詞の区別ができているどうかがポイントでしたね。
特に「少ない」の表現では、何を強調したいのかによって使い分けが変わってきます。
基本を押さえて、これから読む英文での使い方も確認してみてくださいね。
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